実家のゴミ屋敷問題…遺品整理の解決策とは？
1.はじめに
親が住んでいた実家を整理しようとしたら、ゴミが山積みになっていた――そんな経験を持つ人も多いかと思います。長年の生活で不要なものが溜まり、遺品整理が進まないケースは珍しくありません。
こちらの記事では、実家がゴミ屋敷化している場合の遺品整理でよくある問題とその解決策について詳しく解説します。
2.実家がゴミ屋敷化する主な原因
遺品整理を進める上で、まずはなぜ実家がゴミ屋敷化してしまったのか原因を突き止めることが大切です。
①物を捨てられない心理的な理由
高齢者の多くは、以下のような理由で物を手放せなくなります。
- もったいない精神（「いつか使うかもしれない」）
- 思い出が詰まっている（故人の思い出の品を捨てられない）
- 認知機能の低下（片付けの判断ができなくなる）
② 親が生前に整理できなかった
子供世代が実家を訪れる頻度が少なく、気づいたときには大量の不用品が溜まってしまい、手がつけられない状態に…
③体力や気力の低下
高齢になると、重いものを運ぶのが大変になり、掃除や整理が後回しになることが増えます。
3.遺品整理でよくある問題
① 物が多すぎて片付けが進まない
実家に足を踏み入れた瞬間、「どこから手をつければいいのかわからない」と感じてしまうと、作業を進める気力が起きなくなってしまいます。
作業を進めやすくするポイントは以下の３つ！！
解決策:
✅ まずは仕分けをする
- 使えるもの・寄付できるもの・処分するものに分類
- 重要書類や貴重品は慎重に確認
✅ エリアごとに片付ける
- 「まずは玄関」「次にリビング」と少しずつ進める
✅ 専門業者に依頼する
- 大量の不用品がある場合は、遺品整理業者や不用品回収業者に相談するのも有効
②故人の思い出の品を捨てられない
アルバムや手紙、衣類など、故人の思い出が詰まったものは簡単に処分できませんが、写真に残してデジタル化、一部だけ取っておき、他は寄付や処分といった方法で解決することが可能です。
③大量のゴミを処分する方法がわからない
自治体のゴミ収集ルールでは対応できない量のゴミが出ることがあります。
解決策:
✅ 自治体の粗大ゴミ回収を活用（時間がかかる場合もあり）
✅ 不用品回収業者に依頼（即日対応可能な業者も）
✅ リサイクルショップやフリマアプリを活用（売れるものは売る）
4.ゴミ屋敷化した実家の遺品整理の手順
実際に片付けを進める際の手順をまとめました。
あらかじめ手順を決めておくと、サクサク進められますよ！
①必要なものを準備する
準備するもの 理由
ゴミ袋（分別用） 可燃・不燃・資源ごとに分ける
ダンボール 仕分け作業に便利
マスク・手袋 ホコリ対策
メモ帳・スマホカメラ 貴重品の記録用
②重要なものを先に探す
✅ 銀行の通帳やカード
✅ 不動産の権利証や遺言書
✅ 保険証書や年金関係の書類
③不用品を仕分ける
「残す」「処分する」「売る」の3つに分けるのが基本。
④粗大ゴミや不用品を処分する
✅ 自治体のルールを確認
✅ リサイクル業者や遺品整理業者を活用
⑤清掃を行う
✅ ホコリやカビの除去
✅ 害虫が発生していないかチェック
５.遺品整理を業者に依頼するメリット
自分たちの力では、どうにもできない…
そういう場合は、費用はかかりますが、遺品整理専門の業者に片付けを頼むことをオススメします！
時間の節約 自分たちで片付けるより早い、大量のゴミ処分が可能 家全体の片付けにも対応、精神的な負担が軽減 プロが対応するため、スムーズに進む…といったメリットがあります。
業者選びのポイント:
✅ 見積もりを複数社で比較
✅ 料金体系が明確か確認
✅ 口コミや評判をチェック
